初めての上海なら外灘か人民広場のあたり、カフェとプラタナスの並木が好きなら静安か徐匯の武康路側、スカイラインを眺めて眠りたいなら浦東の陸家嘴か前灘です。
上海の拠点は、旅のタイプで決めるのがいちばん早いです。外灘(バンド)と人民広場は、初めての人が名所まで歩いていける距離。静安は洗練された街並みと地下鉄とブランチ。徐匯の武康路側はプラタナスの並木と静かなブティックホテル。新天地は買い物とナイトライフ、浦東の陸家嘴と前灘はスカイラインそのものです。安い宿は200元くらいから、外資系の5つ星はだいたい1,500元以上が目安になります。
どこで眠るかで、出会う上海が変わります。川沿いに泊まれば街は絵はがきになり、プラタナスの下に泊まればカフェとゆっくりした夜の連続になります。友人を何人も泊めてきて分かったのは、拠点選びを外すと移動時間という形で旅全体からじわじわ税金を取られるということ。というわけで、正直な地図を置いておきます。
知っておくと安心
- 向いている人拠点をどこにするか決めたい初上海の人、そしてスカイラインをプラタナスに乗り換えようか迷っている二度目以降の人。
- 一行で言うと初めてなら外灘か静安、ゆっくりした朝がほしいなら徐匯、夜遊びなら新天地、ベッドからスカイラインを見たいなら川向きの陸家嘴。
- かかるお金ホステルの1泊150元くらいから、外資系5つ星の1,500元以上まで。連休の週は跳ね上がります。
まずどのエリアを選ぶ?
初めての上海で滞在が3日以内なら、川の西側の浦西、外灘から静安寺のあたりに泊まってください。初上海で見たいものはほぼこの軸の上に並んでいて、地下鉄2号線が全部つないでくれます。二度目以降の人やゆっくり派は、まっすぐ徐匯の低層の街へ。240時間の乗り継ぎ無ビザで来る場合、必要な滞在登録はホテルが自動でやってくれるので、その分だけ荷物が減ります。詳しくはビザなし通過のガイドをどうぞ。
外灘と人民広場:絵はがきの拠点
スカイラインが暮らしているのはこのあたりで、夕方の景色は何度見ても映画のようです。歴史的な建物のホテルが川沿いに並び、中級のタワーホテルは南京東路の周りに集まっていて、外灘の遊歩道も旧市街も人民広場も歩いて行けます。引き換えになるのは日中の人出と、生活の匂いの薄さ。街のロビーに住んでいるような感覚です。予算は賢く使いましょう。川向きの部屋の割増はなかなか本気で、同じ景色はルーフトップのカクテル1杯でも手に入ります。それはルーフトップバーのガイドを見れば分かるはず。人混みに立たずにスカイラインを眺めたいなら、蘇州河を渡ってすぐ北の虹口も候補です。Bellagio by MGM Shanghaiは、静かな北外灘の側から陸家嘴と向かい合っています。
静安:中心で、洗練されていて、ラク
静安はちょうどいいの塊です。静安寺というランドマークがあり、モールとオフィスビルのおかげでどの価格帯にもホテルがあり、地下鉄2号線と7号線で街のどこへでも行けます。寺の周りには外資系の5つ星、南京西路の方へ歩けばサービスアパートメントとデザイン系の中級ホテル。寺の南側の路地にはワインバーやブランチの店が隠れていて、「帰ってくること」自体が夜の楽しみになります。決めきれないなら、静安にしておけば外しません。
徐匯と武康路:プラタナスと静かなブティック
武康路、安福路、富民路のあたりの古い路地は、上海がいちばんロマンチックに見える場所です。1930年代の洋館、独立系のコーヒー、小さなデザイナーズショップ。ホテルはブティックで小規模なものが中心ですが、徐家匯には大きな現代的ホテルもあって、Andaz Shanghai ITCは地下鉄のハブと高級モールの真上に建っています。チェックリストを消していく旅より、散歩とカフェの旅がしたい人はここへ。エリアの読み方は武康路・富民路のガイドがほぼそのまま手引きになります。価格帯の上のほうでは、建国西路のCapella Shanghai, Jian Ye Liが、修復された55棟の石庫門(シークーメン)の家並みの中に建っていて、それぞれに中庭が付いています。街の「隣」ではなく街の「中」で眠るという意味では、いちばん近い体験かもしれません。
新天地と旧市街:買い物と石庫門の夜
新天地の修復された石庫門の街区は歩行者中心で、つやつやしていて、とにかく街の中心です。淮海路の買い物は一本隣、旧市街のお寺の路地も歩ける距離。ホテルは高級寄り、レストランと夜遊びは玄関の外、地下鉄10号線と13号線が下を走っています。毎晩タクシーなしで「夕食からの一杯」をやりたい旅にぴったり。眠りが浅い人は、中庭向きの部屋をお願いしておきましょう。

浦東:スカイラインそのものを取りにいく陸家嘴と前灘
陸家嘴に泊まると、ライトショーが窓の外で起きます。超高層ビルの上のほうに5つ星が入っていて、川向きの部屋からは外灘の歴史的な建物の列が見えます。むしろこちらの眺めのほうがいい、という人も多いはず。もっと南に行くと、新しくできた前灘は静かで緑が多く、住宅地の顔をしています。Waldorf Astoria Shanghai Qiantanや、屋上プールのあるKimpton Qiantanがあるのもこのあたり。浦東は日が暮れると街路のにぎわいは落ち着きます。地下鉄2号線が通っていて空港もこちら側なので、ぶらぶら歩きたい初上海より、眺め目当ての人や出張向きです。
2026年、上海のホテルはいくらくらい?
どこが自分向き? 哪个适合你
初めての上海なら外灘か静安。二皿目の上海、あるいはゆっくりした朝が好きなら徐匯。玄関を出たら夜遊びがいいなら新天地。スカイラインが目的のすべてなら川向きの陸家嘴。新しい上海の落ち着きとリゾートらしい上質さがほしいなら前灘です。
よくある質問
ホテルが警察への登録をしてくれる?
はい、チェックイン時に自動でやってくれるので、滞在中は中国の滞在登録のルールを満たせます。個人の家に泊まる場合はその義務が自分に移ります。24時間ルールについては臨時宿泊登記のガイドで説明しています。
初めてなら浦東と浦西のどっち?
浦西です。歩きやすさと街の生活感がありますから。スカイラインは見に行くもので、その中に住む必要はありません。ベッドからの眺めが優先なら浦東を選んでください。
空港から各エリアへはどう行く?
浦東空港からは地下鉄2号線、リニア(磁浮)、タクシーなら浦西の中心まで200元くらいから。虹橋はもう街の中と言っていい近さです。全部の選択肢は空港からの交通ガイドにまとめてあります。
海外のカードで中国のホテルを予約できる?
海外の予約サイトやホテル公式サイトならできますし、Trip.com は現地のホテルも英語でうまく扱ってくれます。国内系の格安チェーンには外国人を受け入れられない物件も一部あるので、外国人受け入れ可の表示があるところを選んでください。



