上海のパン屋ガイド:本格サワードウとクロワッサンが買える店(2026年)
上海でも、今はちゃんとおいしいパンが買えます。 スーパーの甘くてふわふわなパンで我慢する必要はもうありません。

上海でも今は本当においしいパンが手に入ります。スーパーに並ぶ甘くてふわふわの「パンっぽいもの」で我慢する必要は、もうありません。本格的なサワードウや本物のクロワッサンを求めるなら、徐匯(Xuhui)と静安(Jing'an)にあるいくつかの専門ベーカリーが期待に応えてくれます。予算はクロワッサン1個¥8〜¥15(約USD 1〜2)、サワードウ1斤¥35〜¥65(約USD 5〜10)。しかも、ほとんどの店が自宅まで届けてくれます。
知っておきたいこと
- こんな人に:本物のパンが恋しい人、週末にペストリーを買いに行きたい人、持ち帰る価値のある1斤を探している人。
- 費用の目安:クロワッサン1個¥8〜¥15(約USD 1〜2)、サワードウ1斤¥35〜¥65(約USD 5〜10)、一緒に頼むコーヒーが¥25〜¥40(約USD 3〜6)。
- 楽しむコツ:週末は昼前までに。おいしいクロワッサンと人気のパンは早めに売り切れます。
上海で本当においしいパンは買える?
買えます。しかもここ数年で一気に変わりました。10年前はフランス系ホテルのベーカリーくらいしか選択肢がなく、地元のチェーン店は甘いパンが中心。今では本格的なクラフトパンの店が増え、その多くが緑の多い徐匯の路地や静安のあたりに集まっていて、長時間発酵としっかり焼き込んだクラストにこだわる職人が焼いています。行く前に知っておきたいのは、中華系のパン屋(ガラスケースに並ぶチェーン店)と西洋系のパン屋は目指しているものが違うということ。ふわふわのミルクパンやエッグタルトなら、チェーン店が安くてどこにでもあります。もちもちの食感のサワードウや層になったクロワッサンが欲しいなら、下で紹介する専門店へ。そのほかの食材は輸入食材ガイドにまとめています。

本格サワードウとクラフトパンが買える店
気泡のしっかり入った本格サワードウといえば、何度も名前が挙がる店が2つあります。O'Mills(永嘉路)は小麦を自家製粉し、本格的なサワードウを焼きながらビストロメニューもそろえている店。パンを買って帰るのもいいし、店内でゆっくりヨーロッパ風のブランチを楽しむのもおすすめです。Baker & Spice(安福路)は頼れるオールラウンダー。焼きたてのサワードウ、ペストリー、おいしいコーヒーがそろう明るく気取らない店内は、何年も前から上海在住者の朝ごはんの定番です。この2軒があれば、毎日のパンも週末のごほうびもカバーできます。

フランス菓子とクロワッサンならここ
お目当てがクロワッサンそのものなら、PAIN CHAUDがまず外せません。徐匯の建国西路店では、サクサクのクロワッサン、素朴ないちじくのバゲット、そしてファンの多いピスタチオのエクレアが並び、朝7時半から開いているので早朝のパン買いにもぴったり。市内に何店舗かあるので、たいてい近くに1軒はあります。ペストリーとコーヒーで1人約¥54(約USD 9)。きちんと層が立ったクロワッサンにしては、小さな出費です。

寄り道してでも行きたい、熱烈なファンがいる街のパン屋
知っておきたい店があと2軒あります。Trifleは泰安路から入った路地にひっそりある店で、サワードウと「Apricot & Cheese Stick」に熱烈なファンがついています。週末の行列を見れば、それだけでわかるはず。Butterful & Creamorousは新天地(Xintiandi)の近くにある店で、クロワッサンキューブと写真映えするペストリーで名前が知られるようになりました。サワードウの店よりも甘め、インスタ寄りですが、近くにいるなら立ち寄って楽しい店です。どちらも偶然通りかかるような場所にはなく、それも楽しみのひとつです。
上海でパンをデリバリーするには?
ほとんどのパンは家まで届けてもらえます。ここで紹介したベーカリーの多くはデリバリーアプリに出店しているので、美団(Meituan)や餓了麼(Ele.me)、大衆点評(Dianping)から、ごはんを頼むのと同じ感覚で注文でき、1時間以内に配達員が届けてくれます。WeChat(微信)のミニプログラムで予約注文を受け付けている店もあり、土曜日に狙ったサワードウを売り切れ前に確保したいならこれが正解。フードデリバリーをまだ使っていないなら、大衆点評を英語で使うガイドで手順を説明しています。ただ正直に言うと、届いたクロワッサンは、お店のカウンターで温かいうちに食べるクロワッサンにはかないません。層のあるペストリーだけは、足を運ぶ価値があります。
行く前に知っておきたい、正直なメモ
鮮度は時間との勝負。パンやペストリーは朝に焼かれ、人気のものは昼過ぎにはなくなるので、週末に寝坊するとクロワッサンを逃すことに。値段はチェーン店より高めですが、ロンドンやニューヨークで同じクオリティのパンを買うよりずっと安いです。それから中華系チェーンも侮れません。地下鉄に向かう途中で買う、安くてやわらかい朝ごはんパンならコスパ抜群。サワードウは期待しないでくださいね。パン屋めぐりのついでに上海コーヒーガイドでおいしいフラットホワイトを見つければ、とびきりいい朝の完成です。
『漢書』には「民以食为天(民は食をもって天となす)」とあります。おいしいパンは、ホームシックになった心まで満たしてくれる場所にたどり着いたという、毎日の小さな証です。
ここで紹介したベーカリーの多くは、上海の週末の定番ブランチスポットのキッチンも兼ねています。おいしいパンと土曜日のゆっくりした朝ごはんは、たいていすぐ近くにあります。
よくある質問
上海でサワードウはどこで買える?
おいしいサワードウなら徐匯の専門ベーカリーへ。小麦を自家製粉している永嘉路のO'Millsと、安福路のBaker & Spiceが定番の2軒で、泰安路から入ったところにあるTrifleも熱烈なファンの多い店です。サワードウ1斤は約¥35〜¥65(約USD 5〜10)。並びたくないなら、3軒ともデリバリーアプリで注文できます。

上海のクロワッサンはいくら?
ちゃんとしたベーカリーのバタークロワッサンは約¥8〜¥15(約USD 1〜2)、パン・オ・ショコラは¥12〜¥18(約USD 2〜3)。ペストリーとコーヒーで合わせて¥40〜¥55(約USD 6〜9)くらいです。スーパーやチェーン店のクロワッサンは安いものの、きちんと層になっていることはまれ。専門店で少し多めに払うだけで、違いははっきりわかります。
上海にフランス系のパン屋はある?
あります。いい店がいくつも。建国西路のPAIN CHAUDはクロワッサン、バゲット、エクレアでよく知られた店で、市内に支店があり、朝7時半から開いています。Baker & Spiceもフランス・ヨーロッパ寄り。PAIN CHAUDでペストリーとコーヒーなら1人約¥54(約USD 9)が目安です。
上海のパン屋で焼きたてに出会えるのはいつ?
狙い目は午前遅めか、午後4時〜5時ごろ。多くの店は朝いちばんに大きく焼き、午後にもう一度少なめに焼くので、午前中か夕方前に行けば、まだ温かいパンに出会えます。閉店間際に残ったパンは少し値引きされることも多く、翌日トーストして食べるならお得です。
上海の中華系パン屋と西洋系パン屋の違いは?
中華系のチェーン店は、やわらかくて甘めのパンやミルクパン、エッグタルトが中心で、街角のあちこちにあるガラスケースから安く買えます。西洋系のベーカリーはサワードウや層になったクロワッサン、しっかりしたクラストの素朴なパンが中心で、少し高めで、徐匯と静安に集まっています。その朝、何を食べたいかで選びましょう。



