2026年の上海で、ひとり暮らしが無理なく成り立つのは月13,000〜20,000元(約1,900〜3,000米ドル)ほど。 うち家賃が静安区や徐匯区で6,000〜10,000元を占めます。
2026年の上海で、ひとり暮らしが無理なく成り立つのは月13,000〜20,000元(約1,900〜3,000米ドル)ほど。うち家賃が静安区や徐匯区で6,000〜10,000元を占めます。もう少し外側に住んで自炊を増やせば7,500〜12,000元(約1,100〜1,800米ドル)も現実的。会社の住宅手当つきの暮らしなら23,000〜42,000元(約3,400〜6,200米ドル)。合計を大きく動かすのは、結局のところ家賃だけです。
この質問を検索すると、「4,000元で米と夢だけで暮らせる」から「45,000元用意できないならやめておけ」まで、両極端な答えが並びます。どちらも役に立ちません。8年分の家計簿をつけてきた結果として、この街の実際の値段を書きます。道沿いの窓口で15元のお腹いっぱいのランチも食べられるし、その日の夜に1,500元のコース料理を食べることもできる。どちらも上海です。ここで書くのはその真ん中、おいしいものを食べて、外にも出かけて、小籠包のおいしいマンハッタンを再現しようとはしていない人の暮らしです。

上海の家賃はいくら?
家賃は、暮らし方をどう選ぶかがそのまま出る項目です。静安区、徐匯区、黄浦江沿いの1ベッドルームで月6,000〜10,000元。同じ間取りでも普陀区、長寧区、閔行区なら3,500〜5,500元で、そのぶん通勤は長くなります。サービスアパートメントは12,000元前後から、便利さの上乗せ込みです。
ルームシェアもよくある、賢い選択です。都心の物件の個室なら3,000〜5,000元で、ひとり分の家賃を払わずに立地だけ買えます。ただし入居時の初期費用は見ておいてください。契約はたいてい1年、敷金2か月分と仲介手数料1か月分なので、入居時に家賃4か月分がまとめて出ていきます。人がつまずくのは月額ではなく、こちらのほうです。上海の賃貸で損をしないためにに、敷金まわりの落とし穴をまとめています。

食費と買い出しはいくら?
食は上海のおもしろいところです。驚くほど安くおいしく食べられるし、気づかないうちに大金も使えます。

- ローカルの食堂。麺、チャーハン、生煎包のセットで15〜30元。平日のお昼を毎日ローカルで済ませれば、ランチ代は月400〜600元です。
- 食材の買い出し。盒馬(Hema)、朝市、たまのサムズクラブで、ひとり分なら月2,000〜3,500元。輸入のチーズやワインを足すなら500〜1,000元上乗せ。みんな買わないと言います。そしてみんな買います。どこで買えるかは上海で輸入食材を買える店ガイドにまとめました。
- 外食。中価格帯の店でひとり80〜200元、カクテルは1杯60〜100元。お酒つきのディナーを4回で、静かに2,000〜3,000元が消えます。予算が死ぬのはこのカテゴリー。ただしセットランチという裏技を使えば、同じ厨房の料理が3分の1で食べられます。
交通費はいくら?
笑ってしまうくらい安いです。地下鉄は20路線以上で1回3〜9元、シェアサイクルは30分1.5元、滴滴(DiDi)で街を横切っても50元を超えることはめったにありません。通勤は地下鉄、夜だけ滴滴なら月400〜600元。地下鉄は自分より我慢強い人のものだと割り切って滴滴ばかり使っても1,000〜1,500元です。どちらにしても、上海で交通費が家計を壊すことはありません。全体像は車なしで上海を移動する方法にまとめています。
ひと月の内訳、実額で
移住パンフレットではなく、実際の支出から起こした3つの現実的な予算です。
堅実型は、少し外側の良い部屋、平日はだいたい自炊、移動は地下鉄、週末は外へ。我慢ではなく、数年住んでいる人の多くが実際にしている暮らし方です。標準型がちょうどいいところ。歩ける範囲に何でもある街で、週に何度か外食して、カクテルのあとは滴滴で帰る。プレミアム型はサービスアパートメントと輸入品ばかりの暮らしで、たいていは会社の手当つき。快適なのは確かですが、この街を楽しむのに必要な水準ではありません。
どれが自分に合う?
現地採用の給与で暮らすなら堅実の列を基準にして、そこから上は選択だと考えてください。住宅が会社持ちなら合計額は無視して、食費、交際費、旅行だけを見ればいい。そもそも上海で暮らせるかを判断したいなら、標準の合計を、誰かのインスタの暮らしではなく、いま住んでいる街の家賃と比べてください。滞在が1年未満ならルームシェア。入居時の4か月分は、このページでいちばん避けやすいお金です。
誰も教えてくれない出費

- コーヒー。Manner や M Stand のラテが1杯15〜30元。30日のうち20日飲めば、コーヒーだけで月600元です。自分は大丈夫、とはいきません。私も無理でした。せめて元を取るために上海コーヒーガイドをどうぞ。
- 淘宝(タオバオ)。配送が速すぎて、必要だと思っていなかったものまで買ってしまいます。スマホスタンド、2本目の傘、色の変わるランプ。茶色い小箱のために月500〜2,000元を見ておいて、まずは英語で淘宝を使う方法から。
- ジム。楽刻(Lefit)のようなスマートジムは月99元から、ブティック系のスタジオは500〜1,500元。価格の地図はジム・フィットネスガイドに。
- 医療保険。会社が出してくれない場合、自費で月800〜3,000元。入らずに公立病院で現金払いという人も多く、費用は抑えられますが、待つ忍耐と多少の中国語が要ります。比較は医療保険ガイドで。
- ネット回線まわり。母国で使っていたサービスにつなぐための費用が月60〜100元。小さな行ですが、忘れがちです。
- 税金。手取りは額面ではありません。個人所得税と6年ルールは税金ガイドに。社会保険もこれに乗ります。
結論として
上海は、中国の基準では高く、世界の大都市の基準では手頃で、いくらでも調整がきく街です。効いてくるのは収入ではなく、どこに価値があるかを知っているかどうか。ローカルの食事、地下鉄、シェアサイクル、朝市。ここが分かっていれば、我慢している感覚なしに支出は落ち着きます。標準を目安に、思っているより自炊して、地下鉄を好きになって、コーヒー代は固定費として受け入れる。ここに出した数字はすべて四半期ごとに、公開の形で上海国際生活コスト指数で追いかけています。
世界の中での位置づけとしては、マーサーの2024年生活費調査で上海は226都市中23位あたり。ニューヨーク(7位)やロンドン(8位)より下、北京(25位前後)のすぐ上です。平たく言えば、上海は欧米の大都市より安く、中国本土のほかの街より少し高い。この順位の元になっているドル建てのバスケットは有料購読なので、価格そのものではなく位置として受け取ってください。
カップルや家族だとどう変わる?
変わりますが、恐れるほどではありません。ふたりで1つの部屋に住めば、いちばん大きい家賃を割り勘にできるので、カップルのほうがひとりあたりの支出は少なくなることも多いです。1〜2ベッドルームに住んで、外食より自炊が多いカップルなら月18,000〜25,000元が目安。子どものいる家庭では、ほかを圧倒する2つの出費が加わります。インターナショナルスクールの学費は安いところで年間約150,000元から、高いところは数十万元台に入ります。そして、その学校の近くの広い部屋。このページのほかの項目はゆるやかにしか増えません。この2つだけは違っていて、ひとりなら余裕のある給与を家族だとぎりぎりにするのは、ここです。
老子は「知足者富」と書きました。足るを知る者は富む。大事なのは食事の席で誰かを感心させる数字ではなく、銀行アプリを閉じて目の前の食事を楽しめる数字のほうです。
よくある質問
2026年、外国人が上海で暮らすといくらかかりますか?
無理のない標準的な暮らしで、ひとり月13,000〜20,000元(約1,900〜3,000米ドル)。まともな1ベッドルーム、週に何度かの外食、交通費、人づきあいまで含めた額です。切り詰めれば7,500〜12,000元(約1,100〜1,800米ドル)も現実的です。
外国人が上海で借りる部屋の家賃はいくらですか?
静安区や徐匯区の1ベッドルームで月6,000〜10,000元。普陀区や閔行区といった外側の区なら3,500〜5,500元。都心のシェア物件の個室は3,000〜5,000元です。
上海はほかの都市と比べて高いですか?
中国本土でいちばん物価の高い街で、ロンドン、ニューヨーク、東京、シンガポールと比べればかなり安いです。大きいのは家賃。ローカルで食べて地下鉄に乗っていれば、食費と交通費は安いままです。
月10,000元で上海に住めますか?
住めます、無理なく。家賃を3,500〜5,500元に収めるのが条件です。つまり外側の区かシェア物件で、平日はだいたい自炊、移動は地下鉄。耐乏生活ではなく、ここではごく普通の暮らし方です。
上海で部屋を借りるときの隠れコストは?
最初の月です。初月の家賃に加えて敷金2か月分と仲介手数料1か月分、つまり鍵を受け取るまでに家賃およそ4か月分。新しく来た人がいちばんよく面食らう出費です。



