上海にはちゃんとしたクラフトビールシーンがあり、地元醸造の1パイントは約50〜80元(約7〜11ドル)。 どこで飲むか、何を頼むか、ハッピーアワーの活用法をまとめました。
上海には本物のクラフトビールシーンがあります。安心して飲みに行けるのは、思南公館(Sinan Mansions)のBoxing Cat、静安寺近くのWebrew、そして茂名路(Maoming Lu)のGoose Island Brew House。地元クラフトの1パイントは約50〜80元(約7〜11ドル)で、ハッピーアワーならもっと安め。多くのタップルームでは上海醸造のビールと輸入ビールの両方が楽しめます。自分で選ばない限り、ぬるい大量生産ラガーで妥協する必要はない街です。

上海に来たら1年間ずっと同じ緑の瓶のラガーを飲むことになる、と思っていた人ほど驚きます。中国の現代クラフトビールは2008年ごろに上海で始まり、今では小さいながらも本格的なタップルームがそろっています。ビールは新鮮、タップは入れ替わり、カウンターの向こうには龍井茶のウィートビールがどんな味か、ちゃんと説明してくれる人がいます。
知っておきたいこと
- こんな人に上海では1年間同じ緑の瓶のラガー生活だと思っていたけれど、できれば新鮮な一杯を飲みたい人。
- 予算地元クラフトの1パイントで約¥50〜¥80(約7〜11ドル)、夕方のハッピーアワーなら約¥35〜¥50(約5〜7ドル)まで下がります。
- 楽しむコツタップ数の多い店ではまず飲み比べセットを。タップルームは移り変わりが早いので、遠出する前に大众点评(Dianping)で営業時間を確認しましょう。
上海に本当においしいクラフトビールはある?
あります。しかも多くの人が思うより昔から。Boxing Catをはじめとする初期のブルワリーが10年以上前にシーンを築き、それ以来ずっと続いています。今は上海醸造のビールに、北京や雲南などのクラフト、そして入れ替わりの輸入ビールがタップに並びます。

正直な注意点がひとつ。このシーンは入れ替わりが激しく、タップルームの開店・移転・閉店はどんなガイドブックよりも速いペースで起こります。遠出する前に、大众点评(Dianping)で営業時間を確認しておきましょう。下で紹介するのは実績のある定番店ですが、当日アプリでさっと確認しておけば、閉まったドアの前で立ち尽くさずに済みます。
どこで飲めばいい?
3階建てのブルーパブから、メニューを読むだけでひと晩過ごせそうなタップウォールまで、この3軒でひと通りカバーできます。
Boxing Cat Brewery(思南公館)
上海のシーンを築いた立役者で、今は黄浦区・思南公館の26号棟、3フロアに広がっています。自家醸造のラインナップにしっかりしたパブ料理、平日も週末もにぎわっています。上海でクラフトビールの店に1軒だけ行くなら、間違いのない選択はここです。
Webrew(静安)
静安寺近くのStar Plaza 4階にあり、約56本のタップと眼下に広がる静安寺の眺めが自慢。定番の地元ビールから、龍井茶のウィートビールやグアバIPAといった実験的な一杯まで、選ぶのが好きな人向けの店です。まずは飲み比べセットを頼んで、そこから絞り込みましょう。
Goose Island Brew House(茂名路)
茂名路にあるタップルームで、Goose Islandのビールを10種類以上そろえています。軽めで飲みやすいセッション系もあるので、早々に酔いつぶれる心配もなし。冒険というより安心して飲める一軒で、普段ラガー派の人がクラフトビールデビューするのにぴったりです。
1パイントはいくら?
地元クラフトの1パイントは約50〜80元(約7〜11ドル)が目安で、輸入ビールはもう少し高め。いちばん役立つ習慣はハッピーアワーです。多くのタップルームが夕方に実施していて、1パイント約35〜50元(約5〜7ドル)まで下がることも。安く飲めるか高くつくかは、ここで決まります。小さなグラス4、5杯の飲み比べセットは1〜2パイントとほぼ同じ値段で、迷ったときの賢い選択。56タップの店なら、たいてい迷うことになります。

何を頼めばいい?
まずはその店の自家醸造から。いちばん新鮮で、その店の存在理由でもあります。上海のタップリストの主力はIPAとペールエール、みんなで飲むならラガーやピルスナーが無難。そして楽しいのが地元ならではの実験的なビールで、中国茶を使ったウィートビール、フルーティーなサワー、ときには米のラガーも。迷ったら、1杯頼む前に試飲をお願いしてみましょう。クラフトビールバーで嫌がる人はいませんし、本当に1パイント飲みたい一杯はそうやって見つかります。
家飲み派なら、輸入や地元の缶ビールは品ぞろえのいいスーパーや専門店で手に入ります。どこで買えるかは輸入食材の買い方ガイドで紹介しています。
あなたに合うのはどれ?
間違いのない万能なクラフトビールの夜なら、思南公館のBoxing Catへ。
とにかく選択肢がほしくて、選ぶのが苦にならないなら、Webrewのタップウォールに挑戦を。
普段はラガー派で、気軽に入門したいなら、茂名路のGoose Islandから。
ビールよりカクテルの気分なら、上海のルーフトップバーやスピークイージー系カクテルバーのガイドをどうぞ。
『漢書』には「民以食为天(民は食をもって天となす)」とあります。この街はディナーと同じくらい真剣にビールと向き合っていて、おいしいタップは、その同じ情熱を冷たく注いだものなのです。
よくある質問
上海のクラフトビールは普通のビールより高い?
スーパーの緑の瓶のラガーは数元なので、クラフトの1パイントはそれよりずっと高いですが、普通のバーで輸入ボトルを頼むのとほぼ同じくらいです。棚に並んだラガーではなく、店で造った新鮮なビールに払っていると考えましょう。ハッピーアワーなら、普通の1杯との差はぐっと縮まります。
上海でクラフトビールバーが多いエリアは?
静安区、徐匯区、黄浦区の中心部に定番のタップルームが集まっています。静安寺近くのWebrew、茂名路のGoose Island、思南公館のBoxing Catなど。どこも近いので、ひと晩で2軒はしごもできます。
上海で造られたビールはある?
あります。上海は2008年ごろから中国のクラフトビールの初期の中心地で、店内で醸造しているタップルームもいくつかあります。定番のIPAやラガーに加え、お茶を使ったウィートビールやフルーツサワーといった地元ならではの実験的なスタイルも。
上海のクラフトビールバーは予約が必要?
普通の人数なら、たいてい予約なしで入れます。ただし人気のタップルームは金曜・土曜の夜に満席になることも。入れ替わりの早いシーンなので、街を横断する前に大众点评(Dianping)で営業時間を確認しておきましょう。



