上海の外国人が本当に通っている店
上海のグルメは毎週のようにSNSでバズる。 在住8年のインサイダーが正直に検証。
今、SNSで絶えず流れ続けている、ある種の動画がある。上海に2年住んでようやく本物の欧米式サンドイッチにたどり着いた人。あるいは、どう見ても地元の会社員が10年前から通い詰めているような路地裏の小さな店を「発見」して撮影する外国人。コメント欄はいつも同じだ。「これどこ?」「本当に実在するの?」「絶対行きたい」。勘は悪くない。でも実行はたいてい残念なことになる。なぜなら、その動画は肝心の「なぜその店が探す価値があるのか」をほとんど教えてくれないからだ。
この8年、同じサイクルを何度も見てきて、はっきりわかったパターンがある。店がバズる理由は、まったく性質の異なる2つのどちらかだ。一皿を突き抜けて上手くやっているか、写真映えするだけで料理は二の次か。どちらも行列の長さは同じ。でも、あなたの貴重な昼休みを使う価値があるのは片方だけ。
本当に見るべきサイン
投稿した人のフォロワー数は忘れていい。私が本当に信じている手がかりは、並んでいるのが誰か、ということ。火曜日の12時15分、撮影するでもなく、スマホで時間を気にしている地元の会社員が並んでいる店。それは何年も静かに美味しくて、たまたま今“発見”された店だ。まだ注文もしていないのにスマホを構えている人ばかりが並ぶ店は、まったく別のことを物語っている。
今、実際にトレンドになっているもの
今の波は、小さくて具体的なものに傾いている。フルメニューの店ではなく、一つのことだけをやる単品専門店。たった一種類のペストリーで知られるベーカリー、一種類の餃子だけを出す小さなカウンター、みんな同じものを頼む麺屋。上海の食において、これが今いちばん強いサインであることが多い。誰もを満足させようとする長いメニューより、確固たる信念のこもった狭いメニューのほうが勝つ傾向にある。
地方料理も本当に盛り上がっている。蟹をメインにした料理、熱狂的なファンを持つ手打ち麺の店、誰もが知るあの有名チェーンではない小籠包のカウンター。こういう店にはたいてい英語メニューがない。だからこそまだすべての観光客に見つかっていないし、だからこそ、ひと手間かける価値がある。
今なら、朝ごはんに蛋餅(ダンビン)を出す小さなカウンター、メニューにたった一種類のペストリーしか置かない専門ベーカリー、英語メニューなんて用意しない蟹料理の飾らない店に人を送り込む。隣のテーブルが頼んだものを指させばいい。これは毎回うまくいく。
もう一つの本当のトレンド:あえてバズり店を避ける
実際にここで暮らしている人たちの間で、静かに広がっているもう一つの逆張りの流れがある。バズったカフェと行列をあえて避けて、一度もバズらないまま同じ街を20年間支え続けてきた店を探すこと。この勘は、外れるより当たることのほうが多い。上海の家賃と店の入れ替わりの激しさを考えれば、長く続いていること自体が一つの証明だ。
バズり店に行く価値があるかの見分け方
- 投稿している人ではなく、実際に食べている人を見る。常連のランチ客のほうが、初来店の行列より信頼できる。
- 長いメニューではなく、狭いメニューを探す。3つを上手くやる店は、たいてい30をそこそこにこなす店に勝つ。
- 写真映えするものではなく、常連が何を頼むかを聞く。いちばん注文される一皿が、いちばん美しい一皿であることはめったにない。
- 話題を完全に信じるのは半年待ってから。バズって半年経ってもまだ美味しくて、まだ混んでいる店は、その評価を勝ち取った店だ。
次にみんなが話題にしている店を教えて。私が自分で並びに行く。そして、バズる必要すらなくあなたの時間に値するお店が知りたいなら、私のコスパ抜群の食事ガイドが次に読むのにぴったり。
よくある質問
観光客向けの店ではなく、本物の上海料理を見つけるには?
撮影している人の行列ではなく、地元の会社員のランチタイムの行列についていくこと。火曜日の12時15分に満席で、スマホを構えている人がほとんどいない店は、バズった動画よりずっと強いサインだ。
上海のバズったグルメスポットは行く価値がある?
あるものもある。店がバズるのは、一つのことを突き抜けて上手くやっているからで、それはアルゴリズムが次へ移った後もたいてい変わらない。リスクは、そもそも料理ではなく写真のためだけの店だったという場合だ。
外国人が上海で美味しく食べるための良いルールは?
英語で言いやすいものではなく、行列が頼んでいるものを頼むこと。混んだ飾らない店でいちばん注文される一皿が偶然であることは、めったにない。
あなたのレストランを上海の国際コミュニティに紹介しませんか?
Choice Shanghaiと組む



