上海の光熱費は月いくら?電気・水道・ガスのリアルな相場(2026年)
上海の光熱費はだいたい月¥180〜¥650(約27〜97ドル)。 エアコンが暖房も兼ねる真夏や真冬は¥400〜¥1,200(約60〜179ドル)まで上がります。

普段の月なら、小さめの部屋に一人暮らしで光熱費は¥180〜¥350(約27〜53ドル)、2LDK〜3LDKにカップルや家族で住むなら¥350〜¥650(約53〜97ドル)を見ておけば大丈夫。ただし夏は覚悟が必要です。エアコンを昼も夜もつけっぱなしにする7月は、一人暮らしでも¥400(約60ドル)を超え、家族なら¥1,000(約150ドル)を超えることも。そのほとんどが電気代です。しかも家賃にはまず含まれていないので、請求はすべて自分のところに届きます。
知っておきたいこと
- こんな人に:上海で賃貸契約を結ぶ前に、家賃以外に毎月本当はいくらかかるのか知りたい人。
- かかる金額:年間を通して月およそ¥180〜¥650(約27〜97ドル)。エアコンが暖房も担う真夏・真冬のピークには¥400〜¥1,200(約60〜183ドル)に跳ね上がります。
- 気をつけたいこと:夏の電気代と、水道・ガスの2か月ごとの請求サイクル。いつもと同じ使い方なのに、請求が倍に見えてびっくりします。
家賃には実際なにが含まれている?
部屋そのもの以外は、ほぼ何も含まれていません。上海では電気・水道・ガス・ネット回線は入居者の負担で、家賃に含まれるのは部屋と、たいていは建物の管理費だけ。上海に来たばかりの人がよく驚くポイントなので、契約書はサインする前に1行ずつ確認しましょう。大家さん側に残ることが多いのが管理費(物业费)で、エレベーター、警備、敷地内の清掃にかかる費用です。法的にはオーナーが払うもので、一般的な住宅の賃貸契約なら、契約書で入居者負担と明記されていない限り大家さんが払い続けます。もし大家さんが上乗せしようとしてきたら、そこは交渉して押し返せるところ。そのほかの契約の落とし穴は上海の賃貸ガイドで詳しく解説しています。

なぜ7月の電気代は3倍になるの?
上海にはセントラルヒーティングがなく、夏は蒸し暑い。だからエアコンは7月の命綱であり1月の暖房器具でもあって、そのすべてが1つのメーターに乗ってくるからです。電気代は標準の第1段階で1kWhあたり約¥0.62(約0.10ドル)、年間の使用量が多くなると上の段階に入って単価が上がります。エアコンをほとんど使わない春や秋なら、小さな部屋で月¥60〜¥185(約9〜28ドル)程度。ところが7月・8月にエアコンを24時間回したり、湿気の多い上海の冬に暖房として頼ったりすると、同じ部屋でも¥300〜¥600(約45〜89ドル)に上がり、広めのファミリー物件だと一番高い月で¥900(約129ドル)を超えることも。建物がピーク・オフピークの料金プランに対応しているなら、夜10時から朝6時までは1kWhあたり約¥0.31(約0.04ドル)に下がるので、寝ている間もエアコンをつける人は切り替える価値ありです。同じ請求の冬側の話は、暖房なしで上海の冬を乗り切るガイドでまとめています。
水道代とガス代はいくら?
こちらはやさしいほう。水道代は下水道料金込みで1立方メートルあたり約¥4.0〜¥4.3(約0.59〜0.64ドル)、一人暮らしで月¥30〜¥60(約4〜9ドル)、家族で¥60〜¥120(約9〜18ドル)くらいです。都市ガスは第1段階で1立方メートルあたり約¥3.00(約0.45ドル)。料理だけなら月¥20〜¥50(約3〜8ドル)とほとんど気にならない額ですが、ガス給湯器を毎日使うと¥60〜¥120(約9〜18ドル)に近づきます。注意したいのは料金ではなくカレンダーのほう。電気は毎月請求なのに、水道とガスは2か月ごとの請求なんです。思っていた倍の水道代が届いても、2か月分をまとめて請求しているだけで、値上がりしたわけではありません。
管理費はいくらで、誰が払う?
管理費(物业费)は平米単位でかかり、建物によってかなり差があります。エレベーターのない古い団地なら月1平米あたり約¥0.5〜¥1.5(約0.08〜0.23ドル)、一般的なゲート付きマンションで¥2〜¥3(約0.30〜0.45ドル)、高級サービスアパートだと¥4〜¥8(約0.59〜1.18ドル)以上。中価格帯のマンションで90平米なら月およそ¥180〜¥270(約27〜41ドル)になるので、誰が負担するかは大事なところです。一般的な契約ではほとんど大家さんが払いますが、サインする前に必ず書面で確認しましょう。いつの間にか入居者負担にされていると、毎月の出費がけっこう膨らみます。
結局、毎月の合計はいくら?
電気・水道・ガス・ネットを全部合わせた、普段の月とピークの月のリアルな合計がこちら。ネット回線は毎月ほぼ変わらない地味な項目で、China Telecom(中国電信)、Unicom(中国聯通)、Mobile(中国移動)のどこでも300Mの家庭用プランが月約¥40(約6ドル)、年契約の割引を使うことも多いです。開通の手順はネット回線ガイドで紹介しています。それ以外は、エアコンをどれだけ使うか次第です。

光熱費を抑えるには?
いちばん効くのはエアコンです。肝心の2つの季節では、請求のほとんどがエアコン代だから。設定は18度ではなく26度にして、夜はおやすみモードやエコモードに。部屋は十分涼しいまま、メーターの回り方がぐっとゆっくりになります。夜もつけるならオフピークの電気料金プランに切り替えを。午後の日差しはカーテンで遮って、扇風機で冷えた空気を回せば、設定温度を2度ほど上げても快適です。支払いは窓口に並ばず、スマホで数秒で済ませましょう。やり方は上海の公共料金の払い方ガイドで説明しています。どれも地味なことですが、上海の夏を通すと¥400(約60ドル)の月と¥700(約104ドル)の月くらいの差になります。上海の生活費全体については、生活費ガイドで光熱費を家賃や食費と並べて紹介しています。
老子は「知足者富(足るを知る者は富む)」と書きました。エアコンは震えるような18度ではなく、心地いい26度に。そうすれば部屋も来月の請求書も、ちょうどいい感じになります。
よくある質問
上海の家賃に光熱費は含まれる?
ほぼ含まれません。上海の標準的な賃貸契約では、電気・水道・ガス・ネットは家賃とは別に入居者が払い、大家さん負担として残るのはたいてい建物の管理費だけ。部屋の広さと季節によって光熱費は月¥180〜¥650(約27〜97ドル)を見込んで、あとで驚かないようにサインする前に契約書を読んでおきましょう。
上海の電気代は普通いくらくらい?
春と秋なら、1kWhあたり約¥0.62(約0.10ドル)で、小さな部屋は月¥60〜¥185(約9〜28ドル)ほど。エアコンを24時間、冷房や暖房で回す真夏や真冬には、小さな部屋で¥300〜¥600(約45〜89ドル)、広いファミリー物件だと¥900(約129ドル)を超えることもあります。上海の光熱費の中で、電気代は金額も変動もダントツで大きい項目です。
水道代が高い月と安い月があるのはなぜ?
上海では電気が毎月請求なのに対して、水道とガスは2か月ごとの請求だからです。倍に見える水道代は2か月分の使用量をカバーしているだけで、過剰に請求されているわけではありません。1立方メートルあたり約¥4(約1ドル)なので、実際の月々の水道代はほとんどの家庭で¥30〜¥120(約4〜18ドル)程度です。
管理費を払うのは入居者?大家さん?
管理費(物业费)は法的には物件オーナーの負担で、一般的な住宅の賃貸契約ではほとんどの場合大家さんが払い続けます。入居者が払うのは契約書にはっきり書かれている場合だけ。サイン前にその一文を確認して、大家さんが月¥200(約30ドル)以上をこちらに回そうとしてきたら押し返しましょう。
上海の冬にセントラルヒーティングはある?
ありません。上海は中国の集中暖房ラインより南にあるので、部屋にラジエーターはなく、暖房はエアコンか電気ヒーター頼み。それがすべて電気代に乗ってきます。だから冬の電気代も夏と同じくらい跳ね上がりますし、断熱のいい部屋と無理のない温度設定がしっかり節約につながるんです。



