上海の電気、水道、ガスは、お客様番号さえ分かればAlipayかWeChatから1分かからずに支払えます。 設定の手順をそのまま書いておきます。
上海での新生活で地味にストレスなのが、郵便受けに入っている漢字だらけの紙。数字と日付は書いてあるのに、どこでどう払うのかは書いていない。誰も先に教えてくれません。ただ、いい知らせがあります。電気、水道、ガスの支払いは、ボタンの場所さえ分かればたいていの国より簡単です。ソファに座ったまま1分かからず終わり、窓口に行くこともまずありません。手順を全部書いておきます。
上海の公共料金はどうやって払う?
電気、水道、ガスはAlipay(支付宝)かWeChat(微信)の「生活缴费(生活料金支払い)」から払います。最初にお客様番号を一度入れておけば、次回以降は自動で呼び出されます。銀行にも役所にも行く必要はありません。唯一きちんと押さえるべきなのが、それぞれの料金のお客様番号。これはあなたにではなく、その部屋に紐づいています。あとは数タップです。
決済アプリをまだ設定していない方は、AlipayとWeChat Payの始め方のガイドから。どちらかにカードを登録していないと、ここから先は動きません。
お客様番号はどこに書いてある?
各社それぞれにお客様番号(戸号/户号)があり、たいてい紙の請求書の上のほうに印刷されています。最大で3つ持つことになります。
- 電気(电费): 国家電網上海。請求書に並ぶ長い世帯番号です。
- 水道(水费): 地域の水道会社。水道の紙に印刷されています。
- ガス(燃气费): 上海燃気。ガスの請求書に載っています。
賃貸で紙の請求書を見たことがないなら、大家さんか仲介に3つの户号を聞いてください。まったく普通の質問ですし、きちんとした大家さんなら控えを持っています。入居初日に押さえておくと、あとであわてずに済みます。契約前に確認しておくべきことは上海の賃貸で損をしないためにのガイドにまとめています。

Alipayでの払い方、手順どおりに
- Alipay(支付宝)を開いて、上部の検索バーをタップ。
- 生活缴费(生活料金支払い)で検索するか、ホーム画面のアイコン一覧から「Utilities」を探します。
- 料金の種類を選びます。电费(電気)、水费(水道)、燃气费(ガス)。
- 都市が上海(上海)になっているか確認し、事業者を選びます(電気なら国家電網/国家电网)。
- 户号(お客様番号)を入力。Alipayが照合して、契約名義と未払い額を表示します。
- 支払いをタップ。番号は自動保存されるので、翌月には残高つきですでに並んでいます。
Alipayには翻訳機能が組み込まれていて、Me > Settings > General > Language からわりと使える英語表示にもできます。最初の設定のハードルがぐっと下がります。
WeChatで払いたいときは
WeChat派なら流れはほぼ同じです。Me > 服务(サービス) > 生活缴费(生活料金支払い)と進み、料金の種類を選び、都市を上海にして、户号を入れて支払うだけ。どちらのアプリも同じ公式の請求システムを見ているので、使い勝手で選んで大丈夫です。カードを登録済みのほうを使いましょう。
番号を打たずに紙の請求書を読み取れる?
たいていは読み取れます。上海の公共料金の請求書にはバーコードやQRコードが印刷されていることが多く、Alipayの扫一扫(スキャン)で紙のコードを読み込めば、そのまま請求額の画面に飛べます。最初の一度だけ户号を手入力しても手間は変わりません。保存されるので、二度と番号に触ることはありません。
支払期限はいつ?自動化できる?
請求サイクルは料金ごとに違います。電気はふつう毎月、水道とガスは2か月に1回が一般的です。AlipayやWeChatで自動支払い(自动缴费)をオンにしておけば、毎回自動で引き落とされます。うっかり忘れてお湯が出なくなる事態を防ぐには、これがいちばん確実です。引っ越した日に設定して、あとは忘れてしまいましょう。
賃貸の方への実務的な注意。家賃に光熱費が含まれている場合や、大家さんが立て替えて請求してくる場合は、二重に払わないよう書面で確認しておいてください。サービスアパートメントだと、月々の明細に全部まとめられていることもあります。
プリペイド式だったら?ガスのカードが別なんだけど
古い建物では今もプリペイド式メーターが残っていることがあり、とくにガスに多いです。使った後に払うのではなく、先に残高をチャージする方式です。払っていないのに急にガスが止まったら、だいたいプリペイド残高がゼロになっています。チャージは同じ生活缴费のメニューからできますし、銀行やコンビニでガスカードを使って入金できる場合もあります。自分の部屋がどちらの方式か分からなければ大家さんに聞いてください。アプリ上の扱いが少し違います。
よくある質問
公共料金を払うのに中国の銀行口座は必要?
必須ではありません。AlipayもWeChatも登録したカードで支払えますし、海外カードが使える場面も以前より増えています。とはいえ自動支払いは現地口座のほうがスムーズなので、窓口で実際に何が起きるかは中国の銀行口座の開き方のガイドをどうぞ。
契約名義が大家さんのままです。問題ない?
問題ありません。公共料金の契約は部屋についてくるので、名義がオーナーや前の入居者のままなのはよくあることです。そのまま支払えます。自分名義の契約を作っているのではなく、その物件の請求を払っている形です。
英語のまま払える?
Alipayの英語表示とインライン翻訳はかなり使えます。ただ料金の名前は中国語のまま出てくる箇所があるので、电费/水费/燃气费の3語だけ覚えておくと30秒の元は取れます。
払い忘れたらどうなる?
後払いの契約なら、通常は止まるまでに猶予期間があり、アプリですぐ精算すれば復旧します。即座に止まるのはプリペイドのガスなので、自動支払いかリマインダーを入れておくと安心です。
自分の使用量はどこで見られる?
番号を保存すると、支払い画面に直近の請求と使用履歴が出ます。夏のエアコン代がぐんぐん伸びていくのがリアルタイムで見えます。妙にやる気が出ます。



